伝統野菜in山形 おかひじき

「おかひじき」

オカヒジキはアカザ科オカヒジキ属の一年草で、日本全国の日当たりの良い海岸の砂浜や砂礫地、塩生地等に自生しています。葉の様子が海藻のヒジキに似ている事から、おかに生えるヒジキと言う意味で「おかひじき」と名付けられました。また、別名で「ミルナ(水松菜)」とも呼ばれています。

抗酸化ビタミンのβ-カロテン、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、鉄分、ミネラル、ビタミンKなどとても栄養価の高い野菜です。特にカリウムの量はトップクラス。余分なナトリウムを排出し、むくみを軽減!むくんでいる時には積極的に摂り入れましょう。”注意点”は、カリウムは水に溶ける性質があるため、長時間茹でない!水に浸さない!ことです。

近年では天然の物は秋田や鳥取など各地でその数が減り、絶滅が危惧されている状況にあります。オカヒジキは栽培もされており、流通している物のほとんどはこうした栽培物です。

ちなみに、オカヒジキには虫が付かないそうです。なので、通常栽培においては農薬を使わないのが一般的との事です。店頭に並んでいる物はほとんど無農薬栽培された物と言う事です。安心して食べられますね。

【美味しい食べ方】

おかひじきとツナのマヨ浸し

材料(2人分)
おかひじき:1パック
シーチキン:1缶
マヨネーズ:大さじ1と1/2
ポン酢:小さじ1
からし(チューブ):2cm

混ぜ合わせて完成。

鶏むね肉辛子ドレ和え

材料(2人分)
おかひじき:1パック
蒸し鶏(胸肉):80g
市販の和風ドレッシング:大さじ2
チューブの辛子:3センチ

しゃきしゃきのおかひじきと裂いた鶏むね肉を市販のドレッシングで和えるただけの簡単レシピ。辛子を加えると更に美味しくなります!

 

出回る時期:4月中旬~5月
近年はパック詰めれたものもあり、通年出回っている。