いちじくは漢字で「無花果」と書きます。そのため、花がないと思われがちですが、花はちゃんとあります。いちじくを割ると赤い粒粒がたくさんありますが、あれが花なんです。
実の中に小さな花をつけるため、外からは確認できないのでこのような名前が付けられたと考えられています。
「いちじく」の名前の由来は、毎日一つずつ熟すことから「一熟」→いちじく
ひと月で熟すことから「一熟」→いちじく
になったと言われています。
日本では愛知や和歌山、大阪、福岡、兵庫など意外と大都市圏で多く作られています。
輸入先の大半はアメリカで、輸出先は100%シンガポールとなっています。
美味しい、いちじくの見分け方
- 大きくて果皮に張りと弾力があり、香りのよいもの
- ヘタの切り口に白い液がついているのは新鮮な証拠
- 全体が色づいていること
- 甘い香りがする
- お尻の部分が裂けそうになり、ヘタのところまで赤褐色色に染まると食べごろのサイン
いちじくの栄養価
カリウムが豊富。
そのためむくみの解消や、血圧を下げる効果があります。そのため高血圧や動脈硬化などの予防にも役立ちます
食物繊維が豊富
ペクチンをはじめとする食物繊維が豊富なため、便通に良いとされています。
フィシンという酵素が含まれている
フィシンなどの酵素が含まれており、食後のデザートの後などに食べると、消化を促進してくれる働きがあります。
いちじくの主な種類
桝井ドーフィン
国内の約8割がこの品種です。桝井氏がアメリカから持ち帰ったもの。栽培のしやすさと日持ちの良さから全国に広まりました。
熟すと果皮は赤褐色になり、白い果肉の中心が淡い赤になります。
程よい甘みとさっぱりとした風味が特徴です。8~10月が出回る時期になります。
蓬莱柿(ほうらいし)
日本いちじくとも呼ばれます。主に関西以西に栽培されていて、適度な甘みとほのかな酸味があり、上品な味わいです。ただお尻の部分が割れやすく日持ちが悪いため
関東方面ではあまり出回りません。小ぶりな実で8発下旬から出荷が始まります。
とよみつひめ
福岡県生まれの品種。糖度が16~17度になる甘みの強いいちじく。果皮は赤紫色で果肉はジューシー。旬は8月中旬ごろです。
ビオレ・ソリエス
果肉が柔らかく、糖度が20度以上にもなるフランス原産のいちじく。果皮は深い紫色をしていて、サイズはやや小さめ。
果頂部が裂けにくいのが特徴。サドや一部の地域でハウス栽培されているが、流通量は多くない。
スミルナ
主にトルコで生産され、ドライフルーツに使用されます。果皮が白く、乾燥させると甘みが凝縮されます。
いちじくの美味しいレシピ
いちじくとゴルゴンゾーラの生ハム肉巻き
まとめ
以上無花果についてみてきました。
フランス原産のビオレ・ソリエスの糖度20度以上は驚きです!