実は同じ⁈落花生とピーナッツの違いとは?

みなさん、落花生(らっかせい)とピーナッツの違いをご存じでしょうか?
この記事では簡単にこの2つの違いについてまとめてみました。

1.落花生

落花生はマメ科ラッカセイ属の一年草で、江戸時代に日本に持ち込まれたと言われています。
株元から茎を伸ばし、20~50cmほどに成長します。夏に黄色い花を咲かせ、受粉すると花は枯れ落ち、子房柄が地中に潜り込み結実します。このように花が落ち地中で実を生むということから「落花生」と名付けられたとされています。

2.ピーナッツ

実はピーナッツは、落花生と同じ植物を指す英語です。
日本では、状態によってこの2つの言葉を使い分けています。植物の状態や殻つきのものを「落花生」、殻から出された種子のみになると「ピーナッツ」と呼んでいる場合が多いようです。

落花生の栄養素

落花生にはたんぱく質をはじめ、脂肪、ビタミンB1、B2、Eなどがバランスよく、豊富に含まれています。
落花生に含まれる脂肪にはオレイン酸が多く、このオレイン酸にはコレステロールを下げる働きがあります。
また、ビタミンEは老化防止や美肌効果に期待が出来ます。

生落花生のゆで方/食べ方

落花生の収穫時期は9月〜11月頃。炒った落花生は日頃よく口にしますが、掘り立ての落花生を塩ゆでにしたものは格別です。

①落花生の下ごしらえ

落花生は収穫後に、炒るものは1週間ほど天日干しの作業を行うそうですが、生のものを塩ゆでする場合は‟採れたての鮮度のよいもの”をゆでます。
ゴシゴシと洗ってよく泥を落とします。
あとは殻付きのままゆでるだけですが、落花生は塩をしっかりきかせてゆでることが大切で、ゆでる水に対して3〜4%の塩を加えるとよいです。(1Lの水でゆでるなら塩大さじ2、1.5Lでゆでるなら塩大さじ3ほど)

②落花生のゆで方/食べ方

ゆで時間は30分が目安です。殻がある分少し長めにゆでる必要があり、茹でている最中に浮いてくるようであれば落し蓋をします。
30分後にゆで加減を確認し、少し硬ければ数分追加でゆでましょう。
ゆでたてはホクホクの白い実が甘く美味しいおつまみになります。すぐに食べるのが一番ですが、冷蔵庫で保管すれば翌日まで美味しく食べられます。