毎月21日は漬物の日!
ご飯のお供に美味しいですよね。
漬物といわれて、まず思い浮かぶのが大根ではないでしょうか?
ここでは大根の栽培方法・面白い大根の漬物をご紹介したいと思います。
どうやって育てる?
ダイコンは、真夏を除けば季節を問わずに簡単に栽培できる、家庭菜園にお勧めの野菜です。
ポイントは土づくり!
肥料をたっぷり入れた土地でなくても育ちますが、のびのびと根が深くまで伸びることができるやわらかい土が必要になります。
そのため、畝を準備する前に、十分な深さまで細かくよく耕しておくと上手に育てられます。
必要なスペース:80㎝×1.2m/株数 12株→収量12本
肥料:完熟堆肥 約1kgまたは米ぬか150g
種まき:9月~10月中旬
収穫:11月~2月中旬
【種まき】
1.縦40cm間隔、横30㎝間隔で12か所(マルチを張って、12か所に穴をあける)に種を5~6粒ずつまく。
多く蒔いたほうが発芽がそろい生育も良くなる。
蒔いたらたっぷり水を撒く。
ダイコンは植え替えるとうまく育たないので、しっかりと防虫対策(マルチ)をする。
【手入れ】
2.生育の悪い苗を3回に分けて間引いていく。
本葉1枚の時に3本を残し、本葉3~4枚で2本に、本葉6~7枚になったら1本に絞る。
【収穫】
3.収穫時期が近づいてくると、地面に這うように広がっていた葉が上へ向かってたち上がってくる。
土を少し深く掘って太さを確認して収穫する。
(青首ダイコンは、収穫サイズになると首が地表に出てきて緑化する。白首品種はあまり飛び出さない。)
豆知識
- 三浦ダイコンの産地で行っている方法として、大根の畝間を利用して春キャベツを育てるというものがあります。
大根の葉が冬の風を防いで、冬越しキャベツが良く育つそうですよ。
- 甘い大根を作るには連作をすること。連作(同じ土地に同じ作物を毎年続けて作ること)をすることで徐々に辛味が抜けていきます。 また、生育や形の悪いダイコンは辛くなりやすいです。
最初のやわらかい土づくりが大切になってきます。
ダイコンの種類
聖護院ダイコン:もともとは京都の聖護院地域でつくられてきた伝統野菜。
丸い大きな形が特徴で、やわらかくて甘い。千枚漬けなどに使われてきました。
三浦ダイコン:神奈川県の三浦半島で作られてきたダイコン。
中央部分が太くなり、首が細くて白い大きなダイコン。やわらかく煮崩れしにくい。
ハツカダイコン:生長が速く二十日間で収穫できるという小さな大根の総称。
赤や紫などいろいろな色や形がある。ラディッシュとも呼ばれる。
おもしろい大根の漬物レシピ
【ダイコンの焼酎漬け】
漬け時間:半日
冷蔵保存:3~4日
材料
ダイコン・・・小1/2本(500g)
塩・・・小さじ2
砂糖・・・60g
酢・・・大さじ1 1/2
焼酎・・・大さじ2
作り方
- 大根は皮をむいて、根元の細い部分はそのまま乱切りし、太い部分は縦半分に割って乱切りにする。
- ジッパーつき保存袋に入れ、塩・砂糖・酢を加えて袋の上からよくもむ。
焼酎を加え、袋の空気を抜いて密閉する。時々もみながら半日ほどつける。
【ダイコンの甘夏漬け】
漬け時間:1時間30分
保存:冷蔵庫で1日
材料
ダイコン・・・300g
塩・・・大さじ1/2
甘夏・・・1個
作り方
- 大根は皮をむいて1cm厚さのいちょう切りにする。塩をふって混ぜあわせ、重石をして1時間置く。
- 甘夏は身を袋から取り出し、皮を少々削ぎ取り、千切りする。
- ダイコンの水が上がってきたら、水けを絞り、2と混ぜ合わせて30分ほどおく。
まとめ
ダイコンはサラダや鍋、煮物、様々な料理に大活躍ですよね!
まだ種まきも間に合うので栽培を、そして収穫後は漬物にもチャレンジしてみてください。