いよいよ2015年も暮れ、新たに2016年がやってきます!
新年・お正月といえばおせち料理。
縁起の良い食材をたっぷり使った、日本のお正月を彩るおめでたい料理です。
お正月しか食べられない特別感も相まってとっても美味しいですよね。
毎年食べるこのおせち料理、実は食材一つ一つに由来や意味があることを知っていましたか?
一年の幸せを願う意味を知ったうえで食べれば、おせち料理をより一層楽しめることでしょう。
今回は、有名な定番野菜から意外と知らなかったあの野菜まで、
おせち料理で活躍する野菜たちを意味や由来とともにピックアップしました。
黒豆
定番の黒豆は、邪気を払い、災い無く暮らせるようにという願いを込めて食べられてきました。
「まめ」という言葉は、もともとは元気・健康を意味する言葉で、さらに黒は魔除けの色ともされています。
日に焼けて真っ黒になるほどまめに働けるように、という説もあります。
くわい
大きな芽が特徴のくわいは、おせち料理でしか食べない方も多いのではないでしょうか。
「め(芽)でたい」という語呂合わせや、芽が出る=出世するという意味合いでも、一年の始まりに食べるおせち料理にぴったりです。
広島県福山市や埼玉県越谷市での生産が有名です。
紅白なます
「なます」とは一般的にお酢の和えもののことをいいます。
「紅白なます」は、赤い人参と白い大根を使い、おめでたい紅白を表現した料理です。
お祝いの水引に見立てているともいわれます。
たたきごぼう
ごぼうは地中にまっすぐ根を張り、家の土台がしっかりと堅固に繁栄するように、という意味があります。
たたきごぼうは関西地方の「祝い肴三種」のひとつで、さっぱりとした味わいとポリポリとした食感が特徴。
縁起が良いだけでなく、食物繊維が豊富で健康にも良い料理となっています。
れんこん
孔が空いていることから遠くが見えるように先見性のある一年を祈願。
他にもれんこんには種が多いことから「多産」という意味もあり、縁起がよいとされている。
穴がたくさん開いているれんこんは、「将来の見通しが良い」という意味で使われる、代表的なおせち食材の一つです。
煮しめや酢れんこん、筑前煮など、様々な料理に利用されます。
水にさらしてから調理すれば黒ずみが抑えられて良いですよ。
栗きんとん
お菓子のように甘い栗きんとん。
漢字で書くと「栗金団」となり、「金団」は古代から黄金に見立てられてきました。
商売繁盛・金運・財運をもたらすとしておせち料理の定番となっています。
里芋
根気や粘り強さを現わす里芋。小芋がたくさんつくことから、子宝を願うという意味も持ちます。
筑前煮やお雑煮に利用されます。
いかがでしょうか。
今回は野菜の食材をピックアップしましたが、どれも縁起が良くおめでたいものばかりでしたね。
新年はおせち料理のマメ知識を披露しながらおいしくいただきましょう。