秋が旬の果物の代表の1つ『梨』。日本で栽培される果物の中でも歴史が古く、弥生時代にはすでに食べられていたそうです。
・梨の種類
二十世紀などの皮が黄緑色の青梨と、幸水(こうすい)・豊水(ほうすい)などの皮が褐色の赤梨の2種類に分けることができ、 品種によってさまざまな味わいを楽しむことができます。
①豊水(ほうすい)
赤梨に分類される梨で人気が高く、甘味と酸味のバランスのよい品種です。 「二十世紀」に比べると柔らかさがあります。
②新高(にいたか)
大型でみずみずしい赤梨です。上品な甘みと香りから「梨の王様」と呼ばれており、贈答品としても人気です。
③あかづき
農研機構果樹研究所が、新高と豊水に幸水を交配して作り上げ た赤梨です。豊円形で月のように見えることから名づけられました。シャキシャキとした歯ごたえがあり、甘味が強い品種です。
④二十世紀
青梨の代表的な品種で、酸味と上品な甘みがあります。緑色の時はシャキシャキとした食感が楽しめ、熟成が進むと黄色を帯び甘みが増していきます。
・美味しい梨の選び方
まずは見た目でチェック
○形
梨はおしり(枝についていない方)に甘味がたまるため、コロンと高さのある丸い梨よりも、少し横に平べったい梨の方が甘く感じることができます。
○大きさ
品種によって大きさの違いがありますが、同じ品種の中であれば、大きい方を選びましょう。梨は大きい方が味が濃く美味しいのです。
触って判断(強く押すと傷んでしまうので、そっと触るように気を付けましょう)
○重さ
梨のほとんどは水分であるため、重いほど実がしっかりと詰まっていてジューシーです。ずっしりと重みの感じるものを選びましょう。
○固さ
鮮度が高い採れたてのおいしい梨ほど固さがあります。柔らかい梨は傷み始めている可能性がありますので、実がしまっている固い梨を選びましょう。
これから梨を選ぶ時の参考にしてみて下さい。