小豆粥やどんど焼き!小正月にやること・食べるもの

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2016年も明けてはや二週間近くとなりました。

気持ちを新たにお仕事や学校に取り組んでおられるであろう皆様へ、
まだまだお正月の話題でお届けいたします。

今回は、今週に控えた「小正月(こしょうがつ)」の行事や風習をご紹介します。

小正月とは?

1月1日を大正月とするのに対し、1月15日は小正月とされ、古来からその年の豊作を願う農業についての行事が多く行われてきました。
高度成長やそれに伴う都市化などでその風習は薄れてきましたが、
農業に携わる皆様は特に大切にされるイベントのひとつではないでしょうか。

また、お正月忙しく働いた女性を労う「女正月」という面や、成人の儀である「元服」が行われていた日でもあり、全国に様々な風習が残っています。

小正月に行われる豊作祈願の行事

小正月の豊作祈願行事は、予め祝福することでその実現を祈る「予祝(よしゅく)」として、
全国に様々な風習として行われてきました。
今日はその一部をご紹介します。

餅花(もちばな)

餅花

柳の枝などに、小さく丸めたお餅や団子をつけ、花のように飾ったものを「餅花」といいます。
主に小正月に、五穀豊穣を祈願する意味で飾られてきました。
枝垂れ柳に餅をつけることで、稲穂が垂れた様子を表現しているそうです。
また東日本では「繭玉」といい蚕の繭を模して木に刺したものも見られ、これも餅花の一種になります。
正月が終わるともぎ取って食べるところもあるようです。

小豆粥

小豆粥

「小豆粥(あずきがゆ)」は、その名の通り小豆を入れたおかゆのこと。
小正月をはじめとした、ハレの日の行事や豊作を願う儀式に、邪気を払い家族の健康を祈る食事として親しまれてきました。
お椀に入った小豆の数で豊凶を占ったりもしたそうです。

古くは中国から伝わったとされ、「枕草子」や「土佐日記」にも小豆粥についての記述があるほど、伝統的な食べ物です。

比較的簡単に作れる料理でもありますので、ご家庭でもお試し下さい。

田遊び・田植え踊り

田植え踊り

田植えの動作を模したまさに「予祝」のひとつで、苗代作り、田植え、稲刈など一連の農作業を踊り演じます。
主に東北地方で多く見られる「田植え踊り」は、田遊びが芸能行事として変化したもので、地域の無形文化財にも指定されています。

どんど焼き

どんど焼き

小正月前後になると、全国の神社や田んぼで「どんど焼き」が行われます。
正月に用いた門松やしめ飾り、書き初めや旧年のお札などを持ち寄り積み上げて燃やすという、火祭行事の一つです。

小正月にそれらを燃やすことで、

・竹の爆ぜる音で災いを避ける
・空に上がる煙に乗って神様が天に帰る
・正月に浮かれた気持ちを現実に戻す

などなど、様々な良い言い伝えがあります。
その火で焼いたお餅や団子を食べれば無病息災で過ごせるともいわれています。

今回は代表的な小正月の行事をいくつかご紹介しました。
小正月が終わるまでがお正月です!
伝統の行事で一年の幸福・豊作をしっかりお祈りしておきましょう。