これからが旬!おいしいぶどうの見分け方

6月も中旬になり、デラウェアが店に並ぶ時期になってきました。
これから夏、秋に向けてぶどうの季節がやってきます。

ぶどうには様々な品種があり熟期も異なりますが、6月からデラウェアなどの収穫が始まり、8~10月に巨峰などの食べごろのピークが来るといったところでしょうか。

今回は、これからのシーズンに知っておきたい「美味しいぶどうの見分け方」をご紹介します。
ここでは、美味しいぶどうの基準として、鮮度や糖度に着目しています。

直売店やスーパーの店頭で、ぜひチェックしてみてください。

実同士の間隔が少し空いている

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実が隙間なくびっしり詰まったものを選びがちですが、実は実同士にすこし隙間の空いている房のほうが甘いとされます。というのも、実同士が隙間なくくっついていると、一粒一粒に十分に陽の光が当たらないためです。
多少間隔に余裕のあるほうが、日光をたっぷり浴びて甘さが乗ったぶどうということなのです。

軸が緑色をしている

デラウェア

軸の色が緑色をしているかどうかが、そのぶどうの鮮度をみるわかりやすい指標になります。
軸が茶色になっているものは、収穫後時間が経過したものであることの証。青々と緑色をしているものを選びましょう。
また、軸は太くしっかりしているほうがより良いとされます。

皮の表面に白い粉が付いている

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実の皮の表面に白い粉のようなものが付いているのを見かけませんか?決して怪しい粉ではありません。
これは「ブルーム(果粉)」と呼ばれる新鮮で美味しい証。雨や露を弾き病気を防いだり、果実の水分の蒸発を防ぎ鮮度を保つなど、非常に重要な役割があります。
「残留した農薬だ」という誤解も多くありますが、それはまったくのうそ。果実の脂質成分からできた自然のもので食べても身体の健康に問題はありません。
農家さんもブルームが落ちないように慎重に収穫・出荷しています。お店で見かけた時は、ぜひ白い粉のついたものを選ぶようにしましょう。

房の下の方の実まで甘い

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ブドウは房の方の方から日光を浴びて育つため、通常は上部分から甘みが乗ってきます。逆に房の下の方、先端部分のほうが甘ければ全体的に「当たり」の房であるといえます。
試食可能な場合は、房の下の方を食べてみましょう。

実がパンと詰まっていてハリがある

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実際に実に触れてみて、ぶよぶよと水っぽい感じがする者は鮮度が落ちているかもしれません。
しっかりと果皮にハリがあり、パンと詰まっているものを選ぶのが吉です。

以上が簡単なチェックポイントとなります。
より美味しいぶどうを食べるために、お店でこのポイントをちょっと思い出して確認してみましょう。