伝統野菜in岩手 二子さといも

「二子さといも」

さといもには「赤茎」と「白茎」の2種類があり、このさといもは「赤茎」。

赤茎は芋が大きくなり、茎や親芋まで美味しい。

白茎は、早生で小芋が多い、という違いがあります。

この「二子さといも」はほかの里芋に比べ、粘り気が強く、口の中でトロッととろける食感が特徴で、やわらかいのに煮崩れしません。

この里芋は、魚のうろこを取る要領で包丁を立ててむきます。リンゴのむき方だと味が落ちてしまうためです。

【美味しい食べ方】

芋の子汁

材料

さといも・鶏ガラ・醤油・塩・酒・糸こんにゃく・長ネギ・シメジ・豆腐・鶏肉

  1. さといもの皮をむき、鍋で鶏ガラと煮込みます。
  2. 調味料を入れ、ある程度火が通ったら、鶏ガラのアクをとりながら、さといもが柔らかくなるまで煮込みます。
  3. さといもが柔らかくなったら、鶏肉・糸こんにゃく・シメジなどを入れます。
  4. 具に火が通ったら、長ネギと豆腐を入れ、ひと煮立ちさせます。

※うす皮を残すことで、二子さといも独特の粘り・とろみをより楽しめます。

※皮をむく際は、包丁の背を使って削ぐようにむくと、キレイにむけます。

出回る時期:9月上旬~11月上旬ごろ