近年の健康志向が広がりで、オーガニックのレストランが増えているな、
スーパーマーケットでもオーガニック食品の取り扱いが増えているなと感じる機会が増えていると思います。
日本は健康的な食に関しては進んでると思われがちですが、オーガニックの消費量でいうと
オーガニックの市場規模 | 1人当たりの年間オーガニック消費量 | |
アメリカ | 26298億円/2011年 | 8400円 |
ドイツ | 8238億円/2011年 | 10125円 |
日本 | 1250億円/2009年 | 1000円 |
となっており、日本はむしろ後進国といえます。
最近、健康面で話題になったのが、日清カップヌードルのアメリカでのレシピの大幅変更です。
- 塩分の削減
- 人工香料の自然香料への切り替え
- MSG(グルタミン酸ナトリウム)の添加中止です
ここで気になるのが、MSG(グルタミン酸ナトリウム)とは何だろう?ということです。
MSG(グルタミン酸ナトリウム)とは?
アジア料理には欠かせないうまみ成分であるMSG。
日本では、調味料(アミノ酸)と表記されていることが多く、インスタントラーメンやお惣菜など本当に日常さまざまな食品に入っています。
なぜ、MSGが今回アメリカで使用禁止になったのか?
あるアメリカの博士は、「MSGは脳神経系をはじめ様々な疾患の原因の一つである」とその危険性を指摘しています。
MSGには興奮毒性があり、神経細胞を破壊する可能性があるためです。
ただ、日本では食品衛生法ポジティブリストに収載されている指定添加物とされていて、危険な添加物ではないという認識です。
気になる場合、日本でどう対策したら良いのか?
日常の食品や外食に多く使用されているため、MSGを全く摂取しないことは難しいです。
なるべくファーストフードなどの外食を控えること。
また、MSGの大量摂取は大量の塩分摂取にもつながるため(食塩の3倍の塩分を持つため)
塩分排出の作用のあるカリウムが豊富に含まれている食品を取ることが大切になってきます。
カリウムが豊富に含まれている食品
- 昆布、わかめ、ひじき、海苔などの海藻類
- 豆腐、納豆、きなこなどの大豆
- 切干大根、干し椎茸などの乾物
です。
また、手間はかかりますがお出汁を自分で取るという方法もあります。
「昆布に鰹節」からとる出汁が一般的ですが、野菜から取る出汁というのもあるんです。
べジブロスを作ろう!
野菜くずから取る出汁のことを「べジブロス」と呼びます。
べジブロスにはファイトケミカル機能が満載で、抗酸化作用があるため
- 免疫力の向上
- 老化防止
などの効果があります。
べジブロスは生野菜ジュースよりも効率的にファイトケミカルを摂取できるとされています。
種や芯、皮、ヘタなどには、これから成長するための栄養素が詰まっているためとても栄養価が高くなっています。
もったいないことに通常はその部分を捨ててしまっていますが、べジブロスなら余すことなく栄養を摂取することができ、
さらにゴミを減らすこともできます!
いいことずくめですね。
べジブロスの特徴
味:野菜ならではの甘みや風味が染み出した、まろやかな味わいで、和食・洋食どんな料理にも使えます
材料:材料となる野菜は基本的に選びません。ただし、最低5種類以上の野菜くずを使用すると、それぞれの野菜の持つうまみの相乗効果でよりおいしく仕上げることができます。
香りがよくなるパセリやセロリ、味・色ともに良くなる玉ねぎの皮は是非入れたほうがいい素材です。
逆にキャベツやブロッコリーなどのアブラナ科の野菜は独特の風味が出るため、あまりたくさんは使用しないことをお勧めします。
くず野菜が足りないとき:煮干し・干しシイタケ・干しエビ・ローリエ・昆布 などを使うとよいです。
レシピ
(1ℓ分)
材料
野菜の切れ端:両手いっぱい分
水:1300ml
料理酒:小さじ1
作り方
大きめの鍋に、水・野菜・お酒を入れて弱火で20-30分煮る。
ざるで濾して完成です。
冷蔵で1週間、冷凍で2-3か月保存することができます。
まとめ
「食べたものでその人はできている」というように、食べるものは大切ですよね。
現代社会には様々な食品添加物が氾濫していて、その認識が国ごとに違っていたりする場合もあるため、混乱することもあると思います。
そのようななかで、手間はかかりますが自分で作ったものは一番安心して食べることができます。
時間に余裕のあるときには、なるべく手料理をつくってみてはいかがでしょうか。
そんなときにぜひ、べジブロスをお試しください!!