生産者インタビュー|江戸時代の農法⁉体が喜ぶ安心・安全なお米の新提案✨やまあいの地さん『小里米』

産地直送/直売所利用のメリット、生産者のこだわりなど普段では知らない情報を配信!旬な野菜/魚介だからこその栄養価と美味しさに、新たな発見があるかもしれません。

一度食べたら、お友だちやご家族にオススメしたくなること間違いなしの「今(旬)がおいしい!」をご紹介します。

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今回インタビューをお答えしていただいた飯澤清成さん🥰

長野県辰野町/やまあいの地さんの「小里米(おさとまい)」

今回は長野県辰野町/やまあいの地の「小里米」をインタビューしました!

中央アルプスの山間部にある小さな町、南信州の辰野町横川にあります。なんとホタルの名所でもあるこの土地で、農薬や化学肥料を使わないことで、子どもが食べても安心で安全なお米「小里米」を生産されています。「安心安全なお米ってどんなお米だろう?」普段から食べるものの安全性を気にされている方も多いかと思います。そんな方におすすめなのが安心・安全なお米「小里米」です。皆さんが普段食べているのはどちらのお米でしょうか?足し算ではなく、引き算を基本とする、やまあいの地の「自然栽培」で作られています。これにより安心・安全なだけではなく、炊きあがりの香り、冷めたときにも甘味があり、もちもち感が感じられるお米に仕上がります。「小里米」の美味しさの秘密から飯澤さんが自然栽培を始めるきっかけ、更には江戸時代から伝わる農法についてもご紹介いたします。次世代への楽しい食教育にも通じる素敵な活動まで広くご紹介いたします。

お米の腐敗実験を行った結果✨
左が自然栽培で作ったお米、右が一般的に作られたお米です

【小里米の秘密】

やまあいの地は南アルプスの最北端の国有林に囲まれており、人の手が入っていない自然の木々から流れてくる水を使いお米作りをされています。下流の方は生活排水が加わること温度が高くなる高温障害が発生したりしますが、やまあいの地では自然からのミネラルが豊富な冷たいお水を使用することで、食べた時に感じる「優しい味」のお米に仕上がります。どんな環境で作られたかがお米作りには重要な要素になります。

自然な木々に囲まれて是非とも訪れたい環境です✨
夏にはホタルに会える程の自然が豊かです🥰

スーパーで販売されているお米はどんな農薬を使って作られたかの明記まではされていません。もちろん消費者の私たちのもとに届く際に、どんな土で栽培されたか、生産者さんがどんな想いで作られているのかまでは知ることが出来ません。やまいの地の飯澤さんは「本当に安心安全なお米を食べてもらいたい」との想いで自然栽培で小里米を作っています。自然栽培とは栽培期間中に農薬は使用せず、化学肥料も使わず育てる農法です。まだまだ数が少ないですが、地球の環境にも配慮し、次世代へ楽しく持続可能なお米作りにこだわっています。普段食べるお米だからこそ、体が食べて喜ぶお米を選んでみてはいかがでしょうか?

【飯澤さんが農業をするきっかけ】

元々は兼業農家だった飯澤さんは最初から、お米作りをされていた訳ではありません。田舎に住んでいて人が居なくなり、農業をする人が居なくなるといった過疎化の問題を感じていました。その中で農地を使って何か出来ないかと考えるようになり、映画化された『奇跡のリンゴ』で有名な木村秋則さんのもとへ栽培のノウハウを勉強し、実践し農業を始めました。木村さんは「絶対不可能」と言われた無農薬栽培リンゴを作られた、「自然栽培」という農法を生み出した方です。自然栽培とは、化学農薬や肥料を使用せず、本来作物がもっている能力を引き出す農法のことです。そこで飯澤さんは農業を基盤にやられている農家さんが出来るなら「きっと私にも出来る!」と感じ自然栽培でお米を作るようになりました。

飯澤さんの想いに賛同し多くの方がやまいの地を訪れています✨

最初は2a(※1a=100平米)から始めたお米作りですが、順調に上手くいき次は30a分のお米作りを開始し販売をはじめ、現在は170aまで拡大しています。まだまだ自然栽培で作られるお米の市場は0.02%と非常に少ないシェアですが、この美味しさをもっと知って欲しいと収量アップが出来ないかと、辿り着いたのが江戸時代の農法になります。その頃の年貢の量というのは、自分たちの畑の大きさによって決まっているため、お米の収量を上げないと農民は自分達のお米として食べることが出来ません。昔は化学肥料も堆肥もなく、経験的に良いと分かっている栽培が江戸時代には行われており『農業全書』には今でも残っています。子供が田んぼの草取りをすればする程よくお米が取れると経験的に分かっており、田植えからの1ヶ月間は田んぼをよく混ぜる攪拌の重要性が書かれています。酸素をしっかり送り込み、お米が元気に育つと結果的に収量がアップするというわけです。『農業全書』にはには面白い記載があり、「草取りで田んぼに入る人を普通」 「草が生える前に予防的に田んぼに入る人を頑張ってる」「何もないのに田んぼに入っている人は長けた人」と3段階に評価しています。もちろん、やまあいの地さんではしっかりと田んぼを攪拌している為、とても元気なお米に育っています!

無農薬だからこそ安心して、お子様も田んぼに入れます✨

最近ではZ世代とつくる、田植えのあたらしいカタチとして辰野町横川の耕作放棄地を楽しく再生する「田んぼフェス」を開催しました。辰野町横川は他の地域と同様に、人手不足によって田植えの作業が難航したり、そもそも田んぼの管理ができず、耕作放棄地になってしまうケースもあります。そこで発想を転換し、田植えを「ズク(苦)」ではなく、「ラク(楽)」田植えに出来ないか?そして、「楽しく持続可能な地域を作っていきたい!」そんな思いのもと、Z世代の農業活性化コミュニティや地元農家、協力隊が一丸となってこれまでにない新感覚の田植えイベントが行われました。

田んぼで生演奏🎵皆さん笑顔がとても素敵です🥰
田植えの様子をInstagramで生配信し、世界に魅力を発信✨

生産者だから知る、情報についてもインタビュー!

【小里米のQ&A】

・小里米の美味しい時期はいつですか?

新米だと10月から12月の3ヶ月間になります。お米は繊細な作物で精米してから少しずつ落ちますが、保管方法によって美味しさを保つことが出来ます!やまあいの地では昔の人の知恵が詰まった土壌の倉に保管されています。土壌の倉に保管することで、湿度温度を一定保ち、お米が美味しい状態をキープすることが出来ます。温度は15℃、湿度50~60%が理想と言われています。ご自宅で保管する際は密封したタッパーに入れて冷蔵庫の野菜室で保管するようにしてください。米袋をそのままでは乾燥してしまうので、容器に保管がおすすめです。

昔の人が使っていた最適な保管場所になります💓

・小里米はどんなお花を咲かせますか?

穂は小さな花(えい花)がたくさん集まり、一つの穂にだいたい100個くらいのえい花がついています。そのえい花の中に白く咲いて見えるのはおしべで、白い固まりのようなところに花粉が入っています。また、めしべはえい花の中にあり、おしべの花粉が風に運ばれてめしべにつきます。その姿はとても幻想的で、咲く時期も8月と期間限定なので、一度是非足を運んで見てみてはいかがでしょうか?🎵

よく見るとお米に白いお花が✨

・小里米は赤ちゃんでも美味しく食べられますか?

農薬や化学肥料は使わず、大自然の力を最大限に活かし栽培しているので、「安心安全」なお米です。お米本来の味を感じていただきたいので、離乳食にもおすすめです。食意識が高い方だけではなく、是非とも未来を担うお子様にも多く食べていただきたいです。毎日食べるお米だからこそ、体が喜ぶお米を選んでいただけると嬉しいです!

無農薬なのでバッタが遊びにきています🥰

・子どもを連れて遊びに行けますか?

やまあいの地では体験農園を行っています。是非ともお越しいただき、田んぼの中に入ってみてください。移住者の方たちにも農業を実際に体験してもらい自然からの恵みを一緒に楽しんでいます。ご家族で体験される方も多く、お子さんにも、毎日食べているお米がどのように作られているか、自分の体験として知ることができます!食べる力は生きる力になります。未来へとこの自然栽培を繋げることが自然と食が大事と次世代の子どもへのプレゼントと考えています。お米作りを楽しいと思ってもらえると嬉しいです!

どうしたら安心・安全で美味しいお米ができるのか?
是非足をお運びください✨

※この他にもやまあいの地の自然と綺麗な森の魅力がいっぱい!やまあいの地の自然な甘み「小里米」を是非とも一度ご賞味ください!

やまあいの地さんの情報はこちら

http://yamaainochi.jp/

携帯電話          : 090-5453-0066

住所                 :〒3990511 長野県上伊那郡辰野町横川4452

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