はやいもので、もう今年も初夏となりました。
地域や気候によって異なりますが、3月~6月は田植えの季節でもあります。
今回は、日本人なら経験しておきたい田植え体験についておすすめします。
昔ながらの田植え
初夏の風物詩として連想される田植え。「田んぼに何かを植えているってのはわかるけど、どういった作業なのかわからない」という方も多いかと思います。
稲作では、発芽・育成時期は気温・風の影響を強く受けるため、基本的には田んぼに直接種をまきません。
専用の育苗器を用い、苗をある程度育成させてから田んぼに植え付けていくのですが、その移し植える作業が田植えなのです。
田植機が登場する1970年台までは、田植えは大変な重労働でした。しかも生育ペースを合わせるため一気に植えてしまわなければなりません。
農村や農家の多い地域では子どもや地域の人も総出で手伝うほどの一大行事でした。
しかし現在は田植機での作業が主流となり、手作業での田植えは、お祭りや催事か、機械を使わない農家さんでのみ見られる光景となりました。
田植え体験イベント
いまでは田植えは農業や自然を体験できる食育やレジャーとしても注目され、全国でイベントが企画されています。
子どもへの食育という面では、毎日主食として食べているお米がどのように育ってきたのかを田植えを通して体感するという経験は、知識以上の大きな学びとなります。お米と共に生きる日本人として生きていくうえでの原体験となるでしょう。
また大人にとっても、田んぼ自体を目にすることも少ない都会暮らしの人々には、裸足で泥のなかに入る体験はかなり刺激的です。ゆったりと流れる時間の中、自然を五感で楽しみながらリフレッシュしましょう。
田植え体験時の注意
服装
「動きやすく」「汚れてもいい」が基本です。具体的には、ジャージ生地などの泥の落ちやすいハーフパンツが推奨です。
足については、裸足のままが泥の感触を楽しめてオススメではありますが、異物や虫による怪我のリスクもあるため地下足袋かゴム長靴があれば安心です。履物について心配な方は主催者側に確認しておきましょう。
持ち物
まず着替えは
フェイスタオルや軍手があると便利です。
汚れた服を入れる大きめの袋も必要になるでしょうです。
日差し対策
田植えの季節は非常に日差しが強く、帽子、長袖の服、日焼け止めなどの紫外線対策が必要です。
また、日差しのもとで身体を動かすとたくさん汗をかきますので、水分補給は欠かさないようにしましょう。
田植え体験をするには
YACYBERに登録中の農業公園にも、田植え体験を企画しているところがいくつかあります。
時期や内容、持ち物などはそれぞれで確認しましょう。
富田林市 農業公園サバーファーム
2016年は5/29に田植え体験イベントが行われました。植えられた苗は秋の稲刈りまで大切に育てられます。
農業公園 信貴山のどか村
のどか村では毎年6月に田植えイベントが行われます。奈良だけあって、古代米を使うのが特徴です。
田植えを体験された方々
酒米田んぼの田植え体験に行ってきた Rice planting experience https://t.co/rPHCPVPmOq pic.twitter.com/XILnXvGlSW
— AKIMOTO Kenichi (@akmtknic) 2016年5月29日
今日は、2回目のフリーキッズ・ヴィレッジさんの田植えのお手伝いです!??
子犬も田んぼに興味津々でした!? pic.twitter.com/glCZcUZ3hK— 信州大学 田んぼの会 (@tanbonokai) 2016年5月29日
天気良いですね!!
今日は田植えのお手伝いに来ています♪( ´▽`) pic.twitter.com/FQQf5UeOrR— SAW (@nest1805756) 2016年5月29日
今年の田植えはもう終わりかけとなってしまいましたが、来年は是非チャレンジしてみてください。