仙台芭蕉菜
岩手や福島で栽培されている芭蕉菜はタカナの仲間。これに対し「仙台芭蕉菜」は和種ナタネ類から分化したしたもの。
白菜の普及に伴い栽培が減少しました。葉色は淡く、葉の中の縮みは少ないです。
芭蕉菜は寒さに強く、畑に置いておいても凍らずに、翌春でも収穫することができます。
仙台芭蕉菜は辛みがなく、茎、葉ともやわらかくなっています。独特の風味があり、漬け菜として利用することが多いです。熱湯で湯通ししてから漬けるとやわらかく漬かります。
漬けた葉でごはんを巻いたり、炒め物、鍋などに。古漬けは煮物にしたり、味噌樽(仙臺味噌)につけ直す方法もあります。
少し雪がかぶると、柔らかくなってトロみが出て、それがまたおいしいということです。
【美味しい食べ方】
塩漬け、醤油漬け、みそ漬け。
油いためにすると、爽やかな香りとアブラナ科特有の辛みに食欲をそそられます。
若葉はお浸しで楽しんで下さい!
出回る時期:旬は11月下旬~翌年2月頃。