火野かぶ(カナカブ)
皮の鮮烈な辛味とばりっとした歯ごたえが印象的な火野かぶ。
秋田県の由利本荘市、にかほ市の山麓地帯で、昔ながらの焼き畑農法によって栽培されてきました。
どのような栽培法かというと未開墾の傾斜地に火を放って耕し、その灰を用いて育てる昔ながらの栽培法。
8月中旬に荒れ地の斜面を切り拓き、草木を刈る。
刈り取った草木に火を放ち、燃やした灰とともに鍬で耕す。
燃やすことで殺菌、除虫をし、灰は肥料兼、土壌のph調整剤となります。
種まき後は無農薬肥料で栽培が可能です。
名前は、この地方で焼畑を「火野(かの)」という事に由来します。
長さ15cm~20cm、太さ2cm程。
過酷な作業が必要となるので、一時期は途絶えていましたが地元の生産者の方が美味しいから途絶えさせてはいけないと復刻させました。
【美味しい食べ方】
- 塩漬けや麹漬けなどの浅漬け
- 十分に乳酸発酵させる置き漬け