子どもの食育をすすめる「農業体験」の考え方

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YACYBERならびにやさコレでは、食育の分野にアプローチすることで、日本の食・農の未来を応援していきたいと考えています。今回は「食育」について、なぜ行うのか・取り組みによってどうなるのかというところを、考え方だけでも簡単に紹介していきます。

はじめに

食育とは、様々経験を通じて食に関する知識や判断力を身に付け、健全な食生活を送れるよう人間を育てることをいいます。

特に子どもの食育においては、作物を育てる、調理する、食べるなどの食や農の体験を通じて行うことが効果的です。
この記事では、食育にあたっての体験活動の進め方を提案しています。ご家庭での食育に取り組むヒントになれば幸いです。

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子どもの体験活動の考え方

食は、人生において自分らしく活き活きと過ごすために必要不可欠なもので、生きていくうえでの基盤となるものです。子どもにとっての「栽培・収穫・調理を通して食べものにふれる」、「味覚、触覚などの五感で食べものを味わう」などの様々な体験は、食べものに対する関心を高めることにつながります。
体験活動を通した子どもの成長は、次のような段階を踏んで進んでいきます。

1. 体験

食べ物やそれを取り巻く自然の摂理を体全体の様々な感覚を使って体験

2. 認識

自然のちからを活用した農業の面白さ・難しさ・収穫の喜びなどを獲得

3. 変化

体験することで認識できた様々な感覚によって、食や農に対する意識や行動が変化

いま子どもを取り巻く環境は、テレビやインターネット、ゲームといったバーチャルな世界の体験が出来る機会に溢れており、実際に自然とつながりを持つような体験が不足しがちになってきました。
子ども時代だからこそ、様々な体験活動を通して五感を働かせ、体全体で物事を認識します。食育は、食と農の理解だけでなく、人間としての感性を磨く良い機会になるでしょう。

子どもと野菜

様々な経験から世界を広げていく

育てる・作る・食べるといった体験活動をベースに、様々な体験が積み重なることで子どもの世界が広がっていき、豊かな心が育まれます。
以下の様な要素を織り交ぜていくことを意識して、体験活動のプランを立ててみましょう。

考える

自然と人間の関係や、生き物同士のつながりについて考えます。
また、実際に農業を体験する中で、その作業の意味などについて考えます。

感じる

栽培から調理まで一貫して行うことで自ら育てた作物のありがたさを感じます。
現場でしか味わえないような土の感触や収穫した野菜の重みを身体で覚えます。

知る

伝統的な作業の体験を通じて、先人の知恵や努力を知ります。
受け継がれてきた技術や知識と共に、自分の身体の動かし方や道具の扱い方も学びます。

感謝する

食事の際に、農産物などの命やそれらを育んだ自然に感謝の気持ちがわきます。
また、共に働いた仲間や家族、自分のために働いてくれた人たちにへのありがたさを実感します。

交流する

子ども同士、子どもと大人、農村と都市など、子どもにとって刺激的な未知の世界と交わります。

やってみる

農作業や料理など、自らがチャレンジする面白さを知り、その成果を披露します。
またそれによって家族や周りの人が喜ぶことで達成感や自信をつけます。

見つける

自然の中には様々な生き物がいること、見たこともない昆虫や動物、植物があることに気づきます。
農作業をしても、単純な作業ではなく創意工夫があることを知ります。

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農業体験をしてみよう

A. 地元の農家さん・観光農園で作業・収穫体験

農業の体験をするには、農家さんや観光農園へ足を運ぶのが一番です。
やはり生まれ育った地元の地域で取り組まれているところがお勧めです。


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B. 家庭菜園で播種から収穫まで一貫して体験

家庭菜園も食育に適した活動です。
種まきから普段の世話、収穫までを通して、生活の中で成長を見守りながら命の大切さを体感することができます。
プランターでも簡単にできるので、家族で支えあいながら取り組みましょう。
収穫できたら一緒に調理して食卓へ並べるとよいですね。

調理体験をしてみよう

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食育においては調理することは大きな体験になります。
おすすめなのは、地元の食材を使った地元の郷土料理。地域の食材だからこその身近さとありがたさを感じながら、技術や知識も身につきます。

全国には農産物の栽培・収穫体験や加工体験のできる施設が各地域に整備されています。
新鮮な味覚や豊かな自然とのふれあいにおでかけください。