コレで解決!子どもと野菜の好き嫌い

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好き嫌い

お母さん・お父さん達が気になる子どもの好き嫌い。
栄養のバランスはきちんと取れているか、大きくなっても食べられないままなのではないか、そんな不安がつきまといます。
特に心配の声が多い「野菜嫌い」については、どこの家庭でも抱える悩みではないでしょうか。

カゴメ株式会社の調査によれば、全国のおよそ6割の子どもに野菜嫌いがあるとされています。
栄養満点でおいしい野菜をどうにかして食べられるようにしてあげたい。
そんなみなさんの声を受けて、今回は野菜の好き嫌いの原因や克服法をお伝えしていきます。

好き嫌いの原因

子どもと野菜

大人にとっては美味しい野菜たちですが、どうして子どもたちに野菜嫌いが多いのでしょうか?
原因はいくつか考えられます。

遺伝的な本能

人間は味覚(舌にある器官)によって甘味・塩味・酸味・苦味・うま味を感じ取りますが、
この内、酸味や苦味は本能的に毒・腐敗物など、身体にとって良くないものと感じてしまいます。
野菜にはこういった酸味・苦味を持つものが少なくなく、そういった本能的なところからくる回避行動が抜け切れず、野菜嫌いとなるパターンが多くなっています。

不安や恐怖を伴った食経験

子どもたちはミルクから離乳食へと、徐々に大人の食事へと慣れさせていく必要がありますが、初めて食べた時の経験がその後に大きな影響があります。
例えば新しい食べ物に挑戦した時にとても苦かった思いをした、お腹を下してしまったなどの経験があると、もうその食べ物は食べたくなくなってしまうのです。
またその逆、つまり美味しかった・楽しかったなど、満足したポジティブな経験が伴えば、その後はその食べ物への嗜好が増すとも言えるでしょう。

ママの好き嫌いの影響

食事を与える親の好き嫌いは、言うまでもなく少なからず子どもに影響を与えます。
冒頭のカゴメの調査によれば、母親に野菜嫌いがある場合の子どもに好き嫌いがある割合は7割以上という数字が出ていました。
生活の様々なシーンで、親は子どものモデルとなっています。毎日の食事において、親が野菜を嫌そうにしていたり、食べずに残す、そもそも食卓にのぼらないということがあれば、子どももその野菜が苦手になっていくのは自然なことといえます。

野菜の好き嫌いおすすめの克服方法

料理する親子

「美味しく食べられた」という経験

大きく集約するとこの一点に尽きるのではないでしょうか。
上記のように味覚や本能、さらにメンタルの面からくる好き嫌いも多く、一発で確実に克服することは望めませんが、「美味しく楽しく食べられた」経験を少しずつ積んでいくことできっと野菜嫌いがなくなっていくはずです。

独特な味を抑える

苦味・酸味・えぐみなどは、子どもが苦手とする味です。
味付け一つで好き嫌いがなくなる例も少なくありません。
これらを抑える工夫をした料理として食卓に出てくれば、「嫌な味がしない」というだけで食べられるようになることもあります。

食べやすいサイズ・食感

大人が気づきにくいのが食べるときのサイズです。
食べにくさが苦手な原因となっていることが多く、小さく刻んだだけで意外と食べられたという話も多く聞かれます。
また固さ・火の通りにも注意が必要です。
おすすめは野菜を細かく刻んだスープ。小さくやわらかくなった野菜なら、おいしく食べることができるでしょう。

その他の取り組み

野菜を育てる・収穫する

食べ方とは違ったアプローチとして、子どもと一緒に野菜を育てるという方法もおすすめです。
「自分が関わった」という感覚が一種の使命感となり、また何より野菜自体に興味をもつことで「食べてみよう」という気持ちの芽生えてくるのです。

一緒に料理をする

これも前項と同じく、本人と過程を一緒に経験することで当事者意識がうまれ、積極性が大きくなる効果的な方法です。
水洗いしてもらう・皮をむくなどの簡単な作業でも、料理に貢献した満足感や達成感から食べようという気持ちが生まれます。

注意点

無理やり食べさせない

一般的に、味覚は大人になるに連れて変化し、野菜嫌いは薄れていくものです。自身の成長や環境の変化で嗜好が変わることは珍しくありません。
しかし、小さな頃に植え付けられた苦手意識によっては、大人になってもトラウマのようにつきまとい、好き嫌いの克服が出来ない場合もあるのです。親の焦りから無理やり食べさせることは逆効果であることを、親がまず認識しなければなりません。

さいごに

好き嫌いが続くことでの栄養が偏ってしまうことの不安についても、親の工夫次第で解決できるでしょう。
栄養を摂れるのはその食べ物だけではありません。様々な種類の食べ物を活用し栄養を補いながら、上記のように楽しく美味しく食べられたという経験を徐々に積んでいってあげることが理想です。

せっかく作った料理を残されるというのは親として辛いことです。
しかし、好き嫌いを子どもの単なるわがままと決めつけず、長期的な視点で一緒になって解決に取り組んでいくのが一番の近道です。