仙台白菜
宮城県内で栽培された松島系品種の白菜は中身が白く柔らかで甘みも強く、「仙台白菜」というブランド名で全国にその名をとどろかせました。
しかし、水分が多く柔らかいので傷が付きやすく、病気にも弱く、収穫期間が短いなどの理由で、しだいに新しい品種に代わっていき、伝統野菜といわれる「仙台白菜」の栽培は減少していきました。
しかし東日本大震災で大きな被害を受け、塩害にも強い白菜を活用して被害のあった土地を早急に復活させることが検討されました。
そこで栽培が難しく、やわらかくて傷つきやすいという理由で敬遠されて市場から消えてしまった「仙台白菜」を復活させ、生産から消費までの一体的な取り組みを行い、復興のシンボルとして地域活性化につなげていこうというとプロジェクトが発足し、宮城の伝統野菜として、また復興のシンボルとして、地域の活性化と新しいふるさとづくりへつなげる試みが始まっています。
仙台白菜は一般の白菜と比べると、芯の部分に厚みがあって、甘い。シャキシャキした歯ごたえがあるので、生で食べてもおいしいく、煮ると柔らかくなり、漬物にも最適。
クセがないのでいろいろな料理に使える。
【美味しい食べ方】
宮城旬野菜。仙台白菜とホタテのクリーム煮 by ベジミヤクッカー
出回る時期:11月上旬から12月下旬